五百城、愛宕、海邉…乃木坂46・兵庫出身メンバーの「レア名字」が話題、その理由や由来を聞いてみた

アイドルグループ・乃木坂46の6期生が11名加入し、2月初旬より新メンバーの紹介動画が順次公開されている。ファンが新メンバーに期待を寄せるなか、兵庫県出身のメンバー・海邉朱莉(かいべ・あかり)と愛宕心響(あたご・ここね)の「名字」が珍しいと注目が集まっている。

2人とも兵庫県出身で、同じく兵庫県出身の5期生メンバー・五百城茉央(いおき・まお)も在籍していることから、ファンの間では「兵庫県って珍しい名字が多いの?」という声も。

たしかに3人ともあまり見かけない名字だが、本当にそんな傾向があるのだろうか? 気になったので、日本でもほとんど存在していないという姓氏研究家・森岡浩(@h_morioka)さんに詳しく教えてもらった。

■ 兵庫県にレア名字が多いのは本当?「そもそも『珍しい』の定義は何か、『珍しい名字が多い地域』とは何をもって決めるのかといった問題がありますが、私の感覚でいうと、特に兵庫県が多いとは感じません」と森岡さん。もちろん兵庫県は人口が多いので珍しい名字はそれなりに存在するものの、人口比率を見ると際立って多いというわけではないようだ。

ちなみに、森岡さんによると珍しい名字は由来がわからないことが普通だとか。珍しい名字は先祖が何らかの意思を持ってつけたケースが多く、名乗っている家が極端に少ないそう。そのため、子孫に伝えられていないともはや由来は誰もわからない・・・というケースが多いという。

そのうえで、森岡さんは名字ランキングの1万位以下を「珍しい名字」、2万位以下を「極めて珍しい名字」と定義。今回話題となった乃木坂メンバーでいうと、「海邉」と「愛宕」は珍しい名字、「五百城」は極めて珍しい名字に分類できるという。

さらに3人の名字の由来について尋ねてみると、「『海邉』の『邉』は、『辺』の旧字『邊』の異体字なので、『海辺』に住んだ人が名乗ったものです。また、『愛宕』は愛宕信仰にちなんでいます。各地に愛宕神社がありその地が愛宕という地名になったので、地名由来でもあります。『五百城』は『五百木』の異表記、もしくは『日本書紀』にも登場する『五百城入彦皇子』にちなむものだと思いますがはっきりとした由来はわかりません」と教えてくれた。

同グループの兵庫県出身者は今回話題となった3人のみだが、3人とも「レア名字」となるとたしかに「兵庫県って珍しい名字が集まってる?」という疑問も浮かんでしまう。今後新メンバーが加入する際は、名字にも注目してしまいそうだ。

取材・文/つちだ四郎

(Lmaga.jp)

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