池乃めだか、80歳での座長公演は満員御礼「今日も生きとった」 後輩座員も尊敬の眼差し

笑いの殿堂「なんばグランド花月」(大阪市中央区)の9月19日の本公演にて、80歳となった吉本新喜劇の池乃めだかが、自身が持つ最年長座長公演記録を更新し、傘寿での座長公演に挑んだ。

酒井藍や末成映薫、浅香あき恵、内場勝則、烏川耕一といった、長く舞台を共にしてきた後輩たちと舞台に立った池乃は、「み~さ~げて~ごらん♪」や「これぐらいにしといたるわ」といったおなじみのギャグを惜しみなく披露。酒井との祖父と孫の愛情物語を情感たっぷりに熱演。満員のNGKを沸かせた。

公演後、めだかは「緊張した。毎日毎日この日が近づくことにドキドキ感があった。1回目を終えて肩の荷がおりました。良い出来か悪い出来か考える余裕もございません。無事に終わったという気持ち」と舞台を振りかえった。

79歳で挑んだ、当時の最年長座長記録を更新した2022年の舞台との違いを聞かれると、「昨年、そうやっておこなったことも忘却つかまつっております。毎日毎日、朝目が覚めて、『やった、今日も生きとった』ってそれだけで。楽しい仲間とお仕事ができて、そんなことに感謝や感動を感じる日々でおります」と大ベテランらしく達観した思いをコメント。

この舞台の台本を担当した酒井は、「セットや座員たちの衣装やいろんなところに実は猫が隠れていたり、めだか師匠の公演のためにいろんな方がお祝いの気持ちを表してくれていて、全方向から愛されていることが伝わります」とコメント。「尊敬するところはやっぱりお芝居。芝居の中で笑いをとれる。私も大きくなったらめだか師匠みたいな師匠になりたい」と続けた。

後輩たちのコメントを「ありがとう、ありがとう。これからもよろしくね」と聞くめだか。そして最後に、次の目標を「200周年!」と掲げ、笑顔を見せた。

取材・文・写真/上地智

(Lmaga.jp)

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