千葉雄大「俳優って人間くさい」、笑いの追求から新たな発見

俳優の千葉雄大と瀬戸康史が舞台初共演を果たす、ケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)の作・演出の『世界は笑う』。そのオンラインインタビューで、千葉が「笑い」について語る場面があった。

「エノケン」こと榎本健一や古川ロッパら、伝説の喜劇俳優たちが活躍した昭和30年代初頭の東京・新宿を舞台に、喜劇に関わるさまざまな人たちの人間模様を描く同作。笑いを作る人間たちの笑えないエピソードも描きつつ、古き良きコメディに大きな影響を受けた、KERAの喜劇愛があふれたドラマとなりそうだ。

まずは「この(座組の)なかに入れていただけるのは、素直にうれしい」と喜びを語った千葉。笑いがテーマの舞台に対して「俳優として、たかだか10数年ぐらいしか仕事をしていないですけど、悲しいときに笑わなきゃいけないときがあるんです。そういうのって人間くさいと思うし、そんなことができたらいいなと思います」と、抱負を話した。

すでに稽古の前段階として、KERA指導のもと共演の瀬戸や勝地涼や伊藤沙莉たちと、当時の喜劇を勉強するワークショップに参加したそう。その試みを通じて「当時の喜劇人(の笑い)と、彼らの人生の背景には差があって、その一筋縄でいかない感じは、すごく意識しなきゃいけないかも」と分析した。

ちなみに千葉は「コントがすごく好き」で、特に往年のバラエティ番組『ココリコミラクルタイプ』のDVDを、今でもよく見ているそう。「つらいときはそのDVDを繰りかえし見ているし、救われているなあと思います」と明かし、特にお気に入りのコントも、即座に「『焼肉奉行』の松下由樹さんが最高です」と応えるなど、コアなファンぶりを見せつけた。

『世界は笑う』は、ほかに大倉孝二、緒川たまき、松雪泰子などが出演。関西公演は、9月3日~6日に「京都劇場」(京都市下京区)にて。チケットはS席1万1800円ほか、7月17日から発売開始。

取材・文/吉永美和子 写真/宮川舞子

(Lmaga.jp)

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