「1年間、何をしてきたか?」不満の声に吉村知事「説明し続けている」

4月25日に3回目の緊急事態宣言が発令された大阪府。28日の定例会見で吉村洋文知事は、記者団から「この1年間何をしてきたか」との質問を受けた。

会見では記者団が、政府に対する不満の声を紹介したうえで、「これは『この1年間、何をしてきたんですか?』という疑問かと。(知事は)この1年間を振りかえって、どのように考えますか」と質問。

これに対し吉村知事は記者からの質問自体に対して、「こういった記者会見や日々のぶら下がりの会見でも、基本的に質問がなくなるまでやっている。1年間何してきたんですかって言われても、ここでずっとそのためにみなさんに公表もし、説明もし続けてきている」と反論。

また、「感染がこれだけ増えてきているなかでは、不十分だという批判もあると思う。ですが、府の職員や専門家の意見を聞き、さまざまなことを判断し実行してきた」と、疲れた表情を見せた。

毎日、感染者数や医療体制のひっ迫状況を公開し、情報共有している大阪府。「組織決定したことをできる限り明確に発信する責任がある。府民のみなさんには、どういう理由でその判断をとるのか、どういう根拠と考えの下でその政策をとるのか、今後もできる限り丁寧に説明したい」と話した。

取材・文・写真/岡田由佳子

(Lmaga.jp)

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