朝ドラ『おちょやん』第11週を振りかえる(2月20日)・親は子の幸せを願うもんやろ?
上方のコメディエンヌの生涯を描く、連続テレビ小説『おちょやん』(NHK)。2月20日の放送回では、「親は子の幸せを願うもんやろ?」と題して描かれた第11週(2月15日~19日放送)を振りかえる。
ヒロイン・千代(杉咲花)が参加する「鶴亀家庭劇」の次の公演は、千之助(星田英利)が書いた『マットン婆さん』に決定。その一方で、芝居茶屋「岡安」の女将・シズ(篠原涼子)のひとり娘、みつえ(東野絢香)に縁談話が持ち上がる。しかしみつえは、商売敵「福富」の跡取り息子・福助(井上拓哉)とすでに恋仲となっていた。
犬猿の仲のシズと菊(いしのようこ)に付き合うことを猛反対されたみつえと福助は、ついに駆け落ちを決意。みつえが出て行き放心状態のシズを見て、千代は母親の心に触れる。
そんななか「鶴亀家庭劇」で千之助が書いた新作『マットン婆さん』が始まった。予想通り、千之助の容赦の無いアドリブ芝居が炸裂。しかし千代は、千之助から大切なことを教えられる。
それをみつえにぶつけるため、雨上がりの道頓堀を全速力で駆けていく千代。シズもみつえの居場所を探しだそうと、岡安を飛び出し、神にもすがる思いで、歩き回っていたのだった・・・。
今週は、両家の対立によって仲を引き裂かれるみつえと福助に視聴者は注目。みつえを演じる東野絢香は朝ドラ初出演で、収録初日は「ものすごく緊張して泣きそうになってしまった」そうだが、「杉咲花さんに緊張をほぐしていただいたり、お父さん役の名倉潤さんに励ましてもらったり、お母さん役の篠原涼子さんは、目が合ったら変顔してくださった」と振りかえる。
また福助役の井上拓哉は、俳優集団・D-BOYSの関西版として2012年に発足した劇団Patch所属。朝ドラは今回5作目だが、「福助は僕にとって今までで一番大きな役。ようやく視聴者のみなさんに長い期間見ていただける」と話していた。
本作は、「松竹新喜劇」で喜劇女優として人気を博した浪花千栄子をモデルとした、明治の末から戦後を駆け抜けるヒロインの物語。土曜は、黒衣犬(桂吉弥)が解説するその週の振りかえり。放送は、NHK総合が朝8時から、BSプレミアム・BS4Kが朝7時半から。
(Lmaga.jp)