兵庫の名湯でクーポン配布、観光大使「カニと温泉を楽しんで」

兵庫県と公益社団法人ひょうご観光本部が実施する誘客活動「Welcome to Hyogoキャンペーン」。その秋冬版の発表会見が20日、「兵庫県庁」(神戸市中央区)でおこなわれた。

前年比19%という衝撃的な数字となった6月の県内宿泊者数(23万人)。6月には第1弾の「Welcome to Hyogoキャンペーン」を発表し、7月以降は政府主導の「Go To キャンペーン」もあり、8月は約76万人(前年比47%)、9月には87万人(同78%)と徐々に回復してきた。

この日の会見で高士理事長は、「(9月の回復で)県内の観光業者も少しひと息、という状況ではあります」と感謝を述べつつ、「地域によって大変ばらつきがございまして・・・」とも。そこで今回、さらなる回復を図るべく、第2弾のキャンペーンを実施することとなった。

発表されたのは、県内の温泉地宿泊者に最大2000円のおみやげ購入券を進呈する『兵庫五国の名湯に泊まろうキャンペーン』と、対象施設での宿泊利用者ひとり1泊あたり2000円割引きとなる『スキー場周辺地域における宿泊割引』。いずれも近隣府県の観光客をターゲットにしている。

『名湯に泊まろう』は、1万円以上の宿泊で2000円分、5000円以上で1000円分、温泉地で利用できる「おみやげ購入券」を進呈。10月20日以降に期間中の宿泊予約をした人が対象で、同キャンペーンには4億5000万円を計上。予定枚数に達し次第、終了となる(期間は10月31日から令和3年1月31日まで)。

そして『スキー場周辺』は、「Go To トラベル」などを適用した割引宿泊料金から、さらに2000円引きとなる(2000円以下はその宿泊金額を上限)。期間は12月1日から令和3年3月31日のチェックアウトまで。同キャンペーンは11月1日以降に予約をした人が対象で、1万泊分(2000万円)がなくなり次第終了となる。

この日、浴衣姿で会見に同席した10代目城崎温泉観光大使の松井未季さんは、「これから城崎は、カニのシーズンとなります。カニと温泉。贅沢にお得に楽しんでもらいたいです」とアピール。

また、マイクロツーリズムの楽しさを詰め込んだ観光ガイドブック『海へ、山へ、高原へ。兵庫の絶景』の配布(13万部)や、同ブックを織り込んだムック本『兵庫 まんぷくドライブ』(京阪神エルマガジン社刊・税別559円)の販売、FM802のDJ・中島ヒロトに兵庫県マスターになってもらうラジオ企画なども合わせて発表された。

(Lmaga.jp)

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