次期朝ドラ・おちょやんに出演、井上拓哉、吉川愛、阿部純子、東野絢香、若葉竜也ら注目の俳優

女優・杉咲花がヒロインを務め、上方のコメディエンヌ・浪花千栄子をモデルとした2020年度後期の連続テレビ小説『おちょやん』。その新たな出演者が発表された。

「松竹新喜劇」で喜劇女優として人気を博した浪花千栄子をモデルに、明治の末から戦後を駆け抜けるヒロインの生涯を描く同ドラマ。その解説役として語りを務める黒衣を、『ちりとてちん』をはじめ多くの朝ドラで脇を固めてきた落語家・桂吉弥が担う。

また、杉咲が演じるヒロイン・竹井千代は、南河内(大阪の東南部に位置する)の貧しい家に生まれ、9歳で道頓堀の芝居茶屋へ女中奉公に出る身。その奉公先の女将役はすでに篠原涼子が発表されているが、その母・先代女将にはこれまた同じく多くの朝ドラに出演してきた女優・宮田圭子が務める。

そして、「岡安」のひとり娘・岡田みつえ役に大阪府出身の女優・東野絢香が、ライバル茶屋「福富」のひとり息子・富川福助役には関西を拠点に活動する劇団Patchの俳優・井上拓哉が演じる。

喜劇界を支える役者らも、喜劇の巨人・須賀廼家万太郎役に板尾創路が、すでに成田凌が演じると発表されている喜劇界のプリンス・天海一平の父・初代天海天海役に『ちりとてちん』にも出演した能楽師・茂山宗彦が決まっている。

物語では、ヒロイン千代は女優を志し、京都の映画撮影所などを経て、大阪で喜劇女優として少しずつ成長。その京都で千代が働くカフェーの店主に西村和彦、女給役には子役時代から『あまちゃん』などで活躍している女優・吉川愛と、映画『リアル鬼ごっこ2』『孤狼の血』などで注目を集めた女優・阿部純子が務める。

また京都の撮影所のスタッフには、幼少期に大衆演劇のチビ玉三兄弟として話題を集めた俳優・若葉竜也が朝ドラ初出演。さらに六角精児、渋谷天外らベテランも出演する。

このほか、千代が初めて役者の世界に飛び込んだ山村千鳥一座の座員に元宝塚歌劇団トップ娘役の映美くらら、劇場の支配人に吉本新喜劇の西川忠志の名前も。

本作は、ドラマ『半沢直樹』(2013年)などの八津弘幸が脚本を務め、4月にクランクイン。新型コロナの影響で一時中断した撮影は6月下旬に再開し、杉咲は「八津さんの描かれるパワフルで個性豊かな登場人物たちに私自身もパワーと刺激を受けながら、毎日楽しく台本を読んだり、撮影したりしています」と話す。

新たなキャスト発表には、「さらなる濃ゆいキャラクターたち、素敵な共演者のみなさまが参加されるということで、これからの撮影を想像しては『きっとより賑やかで楽しい日々になること、間違いない!』と、ワクワクが止まりません」と期待をにじませた。

なお、今秋予定だった放送の開始時期は現在未定。

(Lmaga.jp)

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