休業中も街を照らし続けた観光スポット「通天閣」（大阪市浪速区）が、５月３０日に再開。ほかにも、次々と大阪の主要な美術館や博物館なども営業を開始、もしくは再開日を発表している。

「観光が復活するには時間がかかるとは思っており、新型コロナ以前と考え方も変えていかなければならない。そのため、今は、思ったときにスピーディーに動いて行くだけ」と、「通天閣観光」の高井隆光社長は語る。

休業中も、賞味期限間近で廃棄されそうな各地のお土産を受け入れて割引き価格で販売したり、大阪府が提案する大阪府独自の警戒基準の到達レベルを周知するためのライトアップ（５月３１日まで）にも無償で協力したり、精力的に活動。ＳＮＳでは、「ライトアップに勇気づけられた」「通天閣ありがとう」という感謝の声が次々とあがっていた。

今回の休業を機に、シンボル的存在の「ビリケンさん」のヒビを修繕して、２９日には再開に向けて台座にスタンバイ。これまでは、足の裏を触るのがご利益があるとされていたが、感染防止のため「エアタッチ」を推奨する。また、エレベーターは人数を制限し立つ向きを指定したり、ビニールカーテンなどを設置して感染防止対策をおこなって営業していく。

下記の施設ではいずれもマスク着用が必須となり、入場制限を設ける施設や、大阪コロナ追跡システムの登録をお願いする施設も。それらのルールについての詳細、入場料・定休日などは各施設の公式サイトにて。

《観光施設・テーマパークほか》

「通天閣」

５月３０日から再開・９時～２１時（入場は～２０時半）

「ハルカス３００」

５月２１日から再開・１０時～２０時（入場は～１９時半）

※６月１日から９時～２２時（入場は～２１時半）

※「ＳＫＹ ＧＡＲＤＥＮ３００」など一部店舗は６月１日営業再開予定、「エッジ・ザ・ハルカス」は当面休止

「大阪城天守閣」

５月２０日から再開・９時～１７時（入館は～１６時半）

※一部催し、コーナーは中止

「天王寺動物園」

５月２６日から再開・９時半～１７時（入園は～１６時）

※一部施設、園内イベントは中止

「海遊館」

６月１日から再開・１１時～１８時（入館は～１７時）（時間指定・要予約）

（天保山マーケットプレースは６月１日再開、レゴランド（R）・ディスカバリー・センター大阪は再開未定）

「ニフレル」

６月１日から再開・１０時～１８時（入館は～１７時）（時間指定・要予約）

「ひらかたパーク」

５月２９日から再開・１０時～１７時（土日は～１８時）（チケットはローソンのみで事前販売）

※一部施設休止

アスレチックタワー「万博ＢＥＡＳＴ」

５月２１日から再開・１０時～１６時半（受付は～１５時）

てんしばイーナ「ＰＡＮＺＡ」

６月１日から全コース再開・１１時～１６時（土日は～１７時）

【当面の間・臨時休館】

「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」

「キッズプラザ大阪」

《美術館・博物館》

「国立国際美術館」

６月２日から再開・１０時～１７時（入場は～１６時半）

『ヤン・ヴォー　ーォヴ・ンヤ』展及び『コレクション１：越境する線描』は１０月１１日まで

「大阪市立東洋陶磁美術館」

６月２日から再開・１０～１６時半（入館は～１６時）

特別展『天目-中国黒釉の美』は１１月８日まで

「中之島香雪美術館」

５月２０日から再開・１０時～１７時（入館は～１６時半）

特別展『香のいろは－道具とたどる香文化』は５月３１日まで

「大阪市立科学館」

５月２１日から再開・９時半～１７時

※プラネタリウムのみ開館

（当面の間は大阪府在住者のみ）

「大阪くらしの今昔館」

６月３日から再開・１０時～１７時（入館は～１６時半）

「咲くやこの花館」

５月２７日から再開・１０時～１７時（入館は～１６時半）

『花蓮・睡蓮展』は８月３０日まで

「大阪歴史博物館」

６月１日から再開・１１時～１６時（入館は～１５時半）

※常設展示のみ公開

「大阪市立美術館」

５月２６日から再開・９時半～１７時（入館は～１６時半）

特別展『フランス絵画の精華』は８月１６日まで

「長居植物園」

５月１６日から再開・９時半～１７時（入園は～１６時半）

「大阪市立自然史博物館」

６月２日から再開・９時半～１７時（入場は～１６時半）

特別展『知るからはじめる外来生物』は６月９日から８月３０日まで

【当面の間・臨時休館】

「国立民族学博物館」

「あべのハルカス美術館」（７月４日から『ムーミン展　ＴＨＥ ＡＲＴ ＡＮＤ ＴＨＥ ＳＴＯＲＹ』で再開予定）

(Lmaga.jp)