奈良初の外資系ホテル、エリア活性化への期待

今春、奈良市の大宮通りにオープン予定の『JWマリオットホテル奈良』(奈良市)。ハイエンドホテルとなる同ホテルに対し、「新しいタイプの観光客を取り込む施設」と期待が集まる。

世界各地でホテル展開する「マリオット・インターナショナル」のなかでも最高級ホテルブランドの「JWマリオット」。「歴史的文化資産が豊富であること、風光明媚な景勝地があること」などから、日本初進出の地として奈良が選ばれたという。

しかし、「オープンへの道のりには、リーマンショックなど紆余曲折のストーリーがあった」と、6日の定例会見で振りかえった奈良県の荒井正吾知事。

「大規模なコンベンションで観光産業を発展させるという大都市ならではの手法があるが、『遷都1300年祭』や『奈良マラソン』など、大きなコンベンションがあると奈良市内のホテルでは足りない」と、現状の問題点をあげた。

今回『大宮通り新ホテル・交流拠点事業』において、森トラストが誘致した外資系高級ホテル。開業に向け荒井知事は、「奈良は大都市ではないが、観光・文化財などの素材をいかした大コンベンションマーケットやハイエンド誘致など、今までまったく手をつけなかったマーケットにこれから参入できる」と、地域の活性化へと期待を込めた。

取材・文・写真/いずみゆか

(Lmaga.jp)

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