天気予報ならぬ混雑予報? 京都観光WEBサイトに、コース提案の新機能

京都市が運営するWEBサイト「京都観光Navi」に、AIを活用した新機能が誕生。場所ごとの混雑を予報する「観光快適度」の表示や、条件に応じた観光モデルコース提案機能などがサイト内で利用できるようになる。

「京都観光Navi」は、京都市観光協会が運営する観光情報サイト。イベントやスポットなど、観光客に役立つ情報をアーカイブし、発信してきた。

新たに実装されたのは、観光地の混雑具合を予測した「観光快適度」を表示する機能だ。観光協会の持つ統計データや観光客向けアンケートなどをもとに混雑の予報を算出し、時間ごと、スポットごとの快適度がグラフやビジュアルで表示される。

現在の京都観光について、広報担当者は「一部のエリアや特定の時期、時間帯に集中する需要を緩和し、持続可能な観光地経営を実現することが最大の課題」と語る。観光客が自由に行き先をセレクトできるようにと、天気予報のように混雑を事前に意識できる「快適度」を発信することになったという。

さらに、京都に詳しくない観光客のため、定番ルートに代わる観光の選択肢を提案する「観光コンシェルジュ」機能を実装。この機能では、「家族で楽しむ旅」「芸術に触れる旅」などのテーマを選ぶか、「穴場好き/定番好き」「節約したい/贅沢したい」などの条件を個別に設定することで、アーカイブされた観光情報のなかからモデルコースを提案してくれる。

これらの機能は2019年10月31日から「京都観光Navi」に実装されている。快適度表示に関しては11月15日から12月22日までの観光快適度が公開。今後も観光客の快適な観光をサポートしつつ、特定エリアの混雑を緩和させる狙いだ。

(Lmaga.jp)

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