吉村洋文氏、府知事の夏ボーナスを広島市に寄付

全国学力テストで小学生国語が最下位だったことを受けて、自身の夏のボーナス(約70万円)を全額返上すると表明していた大阪府の吉村洋文知事。4日の定例会見で、その寄付先を広島市にすると語った。

過去2年、全都道府県・政令市のなかで最下位だった大阪市長時代、「大阪市が最下位だったら夏のボーナスを返上する」と公言していた吉村知事。今年4月におこなわれたテストでは、中学校ではすべての教科で最下位を脱出したものの、小学校の国語は政令指定都市のなかでは、名古屋と並んで最下位となった。

当初は大阪府への返上を検討していたが、知事は大阪府に返上することができず、被災地に寄付することを決めたものの、知事としての寄付には規定があったため、いち政治家として寄付することにしたという。一方、大阪維新の会の松井一郎代表は、「ボーナス返上は、子どもたちにプレッシャーを与えることになるのでやめてほしい」と語っていた。

その寄付先を広島市に選んだことについて、「広島は母の実家で親戚も多く住んでいて、司法修習生時代を過ごした思い出のあるエリア。また、広島人のおばあちゃんから原爆の話も聞き、広島に対する思いがある。だから、広島を選んだ」と説明。吉村氏は今週中にも広島市を訪れて、寄付金を広島市の松井一實市長に直接渡す予定だという。

取材・写真/岡田由佳子

(Lmaga.jp)

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