大阪府・吉村洋文知事「精神障がい者の雇用安定を目指す」

大阪府の吉村洋文知事は28日、「大阪府庁」(大阪市北区)で会見し、9月の障害者雇用支援月間にともない、「精神・発達障がい者の職場定着」支援に力を入れると宣言した。

現在、大阪府では精神障がい者の新規求職申し込み件数と就職件数は増加傾向にある。しかし、職場定着率は3年ほどで、身体・知的障がい者と比べると非常に低い。その原因のひとつとして、企業側の知識・理解不足に働くことへの不安を感じていることなどが挙げられるという。今後の課題として、お互いをマッチングさせることが重要になる。

会見で吉村知事は、「より多くの企業に障がい特性を理解し、深めるセミナー、研修、マッチングなどを受けられる機会を増やして理解を深めてほしい。一週間の職場体験などをおこなうことでミスマッチを防ぎ、安定的な雇用を生み出したい」と意気込む。

また、「障害の程度や保護者の意向、選択肢として支援学校で学んで働ける技術を身につけたり、専門で学びたいというのもある。障がいの特性、ニーズ合わせて多くの選択肢を作ることは公の役割だと思う」とも語った。

取材・写真/岡田由佳子

(Lmaga.jp)

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