世界各地の奇界遺産が集結、大阪で佐藤健寿の写真展
写真家・佐藤健寿が追い求めた世界各地の驚異をテーマにした展覧会『奇界遺産2019展 WUNDER in NAMBA』が、商業施設「なんばスカイオ」(大阪市中央区)で8月2日より開催される。
『奇界遺産』などの写真集で知られ、テレビ番組『クレイジージャーニー』(TBS系列)の常連出演者でもある佐藤は、武蔵野美術大学卒業後に渡米。「エリア51」(アメリカ空軍の基地で、墜落したUFOや宇宙人に関する噂がある)の撮影を機に、世界各地の奇妙な事物を撮影・執筆するようになった。その際、博物学的・美学的視点を取り込むのが彼の流儀で、その着眼点の独自性や、ダイナミックで劇的なフレーミングが大きな魅力となっている。
展示には、未発表作品や関西初展示作品も含まれており、ファンには見逃せない機会。また、会場には佐藤が制作した「音」が流れており、巨大画面に映る映像との組み合わせが、観客の好奇心と想像力をさらにかき立てる。期間は8月18日まで、料金は一般800円。
また、8月4日には佐藤自身によるトークライブも開催。7月19日・10時からチケット(1200円)が発売される(詳しくは公式サイトにて)。
文/小吹隆文(美術ライター)
(Lmaga.jp)