フランスの人気店、なぜ京都伊勢丹に集結したのか?

近年、フランスのパティスリーやベーカリーの出店が相次ぐ京都。今回、12月5日にリニューアルを迎えた「ジェイアール京都伊勢丹」の食品フロアにも、フランスの人気店が集結している。

1958年に「京都・パリ友情盟約」を宣言して今年で60周年など、京都ではなじみ深いフランス。フランスのパティスリー(ケーキ屋)やブーランジェリー(パン屋)のシェフからは、伝統ある京都に憧れたり、共通点を感じて、日本1号店は京都に、もしくは、東京の次は大阪ではなく京都を・・・という声を取材時によく聞く。

今回、日本初上陸を果たす「ラ・サブレジエンヌ」は、フランスでは6店舗を構え、今回の海外初出店するに際し、代表取締役のアメリ・ロレさんは、「サブレの歴史と京都の歴史が融合するような特別な思いを持っています。京都の地で私たちの歴史あるサブレを伝えたい」と、やはり京都の思いはほかとは違うようだ。

それ以外にも、フランスの大御所的存在「ジャン=ポール・エヴァン」「ピエール・エルメ・パリ」、パティスリー「ラ・メゾン・ジュヴォー」と名だたるブランドは、いずれも京都で2店舗目(大阪には現時点でどれもない)を同百貨店にオープン。また、キャラメルで有名な「アンリ・ルルー」、さらに、クロワッサンとバゲットが人気の「メゾンカイザー」が来年1月9日にカフェをオープンするなど、もはや、リトル・フランス状態。

フロア担当者に話を伺ったところ、「イベント出店時などの反応から、京都の方々はフランスの文化に高い関心を持っていると感じ、現在のラインアップに。京都だからこそ実現できたというのはあるかと」と説明。また、今年祇園にお店をオープンした「ラ・メゾン・ジュヴォー」など近隣に姉妹店は多いが、「お店ではゆっくりと空間や周辺の環境を楽しんでいただき、こちらではサッとお土産を買ったりと使い分けていただければ」と差別化も意識しているそう。

これまでも京都店をオープンすることにより、シェフらの来日が増加。そのため日本の食材を活かしたメニューなどが登場したことを考えると、ここをきっかけに、京都とフランスを結ぶ、どんな新作が出てくるのか楽しみにしたい。そして、まだ見ぬフランスの人気店がまだ増えるのか、そこにも期待だ。

(Lmaga.jp)

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