宝塚『ベルサイユのばら』45年分が詰まった夢の共演

池田理代子原作の漫画を舞台化し、宝塚歌劇団の人気を決定づけた『ベルサイユのばら』。初演より45年目を迎える2019年新春、歴代のスターが日替わりで出演するステージ『ベルサイユのばら45 ~45年の軌跡、そして未来へ~』が、東京と大阪で上演される。

男装の麗人・オスカルや、悲劇の王妃マリー・アントワネットなど、宝塚にぴったりのキャラクターを、各スターが個性豊かに演じてきた名作。作曲家の故寺田瀧雄さんらによる名曲の数々や、オスカルがフランス革命で戦い息絶える「バスティーユ」など多くの名シーンを生んだことも、これだけ長く愛される理由だろう。

今舞台では各時代のスターたちが懐かしいトークや歌を披露。例えば、伝説を作った初代オスカルの榛名由梨ら1974年初演時のメンバーが揃う回、杜けあきや一路真輝など「平成ベルばらブーム」を巻き起こしたキャストが揃う回もある。各役の扮装そのままに名場面が甦るコーナーでは、オスカル×アンドレ、フェルゼン×アントワネットと、上演時には実現していない夢の組み合わせもあり、未知なる化学反応が起きそうだ。

また、本作の魅力を押し上げた「フィナーレナンバー」も充実。オスカル役で主演した稔幸(みのる・こう)の伝統的な「薔薇のタンゴ」といった初披露もの、官能的な「ボレロ」や小粋な「小雨降る径」のレアなカップリングのデュエットなど、配役の妙が光る。年月を経てキャリアを重ねた彼女たちが、どのようにキャラクターを表現するのか見届けて。

出演は、宝塚トップ経験者のOG20名らに加え、宝塚歌劇団から汝鳥伶(なとり・れい)、華形(はながた)ひかるが特別出演。大阪公演は2月16日から24日まで「梅田芸術劇場メインホール」(大阪市北区)にて。チケットは13000円ほか、11月17日に発売。

文/小野寺亜紀

(Lmaga.jp)

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