かき氷の聖地・奈良で、年中楽しめる絶品かき氷6店

行列ができるかき氷専門店の登場や、かき氷を巡る専門マップの配布など、着々と「かき氷の街」として歩んでいる奈良。もちろん最盛期の夏がピークとはいえ、年中かき氷が楽しめるお店が増えてきています。そんな絶品の「かき氷」を6店ご紹介します。

かき氷ブームを牽引する人気店「ほうせき箱」

マストは『奈良の本』とのコラボ氷「甘塩葉こおり」

エスプーマを使った氷を関西に広めた先駆者的存在、かき氷専門店「ほうせき箱」。色が変わるリトマス試験紙氷や、中に甘酒入りの大和抹茶ミルク氷など、地元の食材に敬意を払って作るかき氷が1年中楽しめる。コラボ氷に使用している、柿葉塩は店内で購入可。

「既存のメニューにない、あまじょっぱいかき氷を食べてみたい」。県内のかき氷情報を紹介する「奈良かき氷ガイド」の撮影も担当する、かき氷マニアな弊誌カメラマンの願いを二つ返事で快諾してくれた店主の岡田桂子さん。

上の写真は、『奈良の本』とのコラボかき氷「甘塩葉こおり」(850円)。毎朝届く「植村牧場」の新鮮牛乳で作るエスプーマに、自然栽培の柿の葉の塩漬けで作る柿葉塩、塩カラメルときなこシロップ、柿の葉クッキーを合わせたもの。

なかには、はちみつと塩を絡めた柿の種を忍ばせて食感もプラス。甘さ、塩カラメルのほろ苦さ、柿葉塩のまろやかな塩味が絶妙で、クセになるおいしさ!(10月2日~2019年3月31日まで発売、変更になる場合があります)

「ほうせき箱」

住所:奈良市餅飯殿町47

電話:0742-93-4260

営業:10:00~12:00、13:00~19:00(8:30~整理券配布、売り切れ次第終了)

カード不可 Pなし

 

濃密な柿の甘み、でも後味はさっぱり爽やか

代表作をアレンジした「ヨーグルトクリーム柿氷」

江戸末期創業の柿の葉ずしの老舗「柿の葉ずし 平宗 法隆寺店」。野菜を使ったものや温かいかき氷などへのチャレンジのなかで生まれた「ヨーグルトクリーム柿氷」(880円)は、代表作の柿氷をアレンジ。天日干しの奈良県産富有柿を使った濃厚な甘みのシロップに、ヨーグルトを足すことで柿の風味は残しつつさっぱりとした後味に。

牛乳とレモンを加え、ねっとりとした甘みがクセになるトロトロの富有柿のシロップに、意外にもヨーグルトの酸味が好相性! かき氷の提供時間は季節ごとに異なるので、事前にSNSなどで確認しておこう。

「柿の葉ずし 平宗 法隆寺店」

住所:奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺1-8-40

電話:0745-75-1110

営業:9:00~16:00(かき氷は11:00~、秋冬期は12:00~) 無休

カード可 Pなし

 

お茶の香りと口溶けのよさにメロメロ

「おちゃのこ」の「ほうじ茶ラテ氷」

目指すのは毎日食べても飽きがこないかき氷。定番の「ほうじ茶ラテ氷」(411円)は、香り立つようなほうじ茶の風味、そしてシロップがじゅわ~としっかり染み込むよう、空気を含ませながら削った軽やかで口溶けの良い氷が絡みあい、シンプルだからこそ技が光る逸品。

奈良産の焙煎大和茶を渋みが出るギリギリの濃さまでしっかり煮詰めて香りを最大限に引き出すのがポイント。アイスクリームや葛餅のトッピングもできるのでぜひ。

「おちゃのこ」

住所:奈良市小西町35-2 コトモール1F

電話:0742-24-2580

営業:10:00~19:30 第3水曜休

カード可 Pなし

 

ゆったりくつろぎの空間で贅沢なかき氷

この季節の狙いは、限定の「カフェモカ氷」

JR奈良駅西口に直結する「ホテル日航奈良」内にある「ロビーラウンジ ファウンテン」で、ゆったり味わうちょっと贅沢なかき氷。年間通して提供されるかき氷は、常に2種類がスタンバイ。今や夏の定番メニューになりつつある「もも氷」など、期間限定のかき氷を目当てに訪れるファンも多い。

この「カフェモカ氷」(1400円)は、香り高いチョコレートとエスプレッソに、ゴディバリキュールをアクセントに加えたエスプーマと、グレープフルーツの果実を合わせた定番メニュー。2018年は10~12月の期間で登場する。

「ホテル日航奈良 ロビーラウンジ ファウンテン」

住所:奈良市三条本町8-1

電話:0742-35-8831(代表)

営業:10:00~21:00(かき氷は11:00~20:00、1・2・6・7月の月曜は~17:30) 無休

カード可 P217台

 

なかに隠れた生わらび餅もひんやりおいしい!

香り高いきな粉とも相性抜群の「千壽金時」

数種類の砂糖も使い分け、それぞれの素材へのこだわりぶりも和菓子屋ゆえ。「千壽茶寮(せんじゅさりょう) 奈良総本店」のかき氷は、すべて自家製蜜で後味もさっぱりとした仕上がりに。「千壽金時」や「冷抹茶金時」など『金時』と名のつく氷にはすべて自家製の白玉、ゆるめた餡、自慢の生わらび餅が付くのもうれしい。

香り高い微粉末のきな粉は、舌へのざらつきもなく、氷へもスッと馴染む上質さ。なかで氷に冷やされたぷるんぷるんの生わらび餅の食感と絡まっておいしさも倍増。写真の「千壽金時」は972円。

「千壽茶寮 奈良総本店」

住所:奈良市押上町39-1

電話:0742-23-3003

営業:10:00~16:30(最終受付) 水曜休(茶寮のみ)

カード可 P10台

 

芳醇なアロマとクリアな味わい

バリスタ渾身、ちょっとオトナかき氷

日本バリスタ協会のライセンスを持つ店主が作る、珈琲通も思わず唸らせるかき氷がこの「カフェテラス オズ」のかき氷「カフェモカ」(730円)。エスプレッソにミルクをブレンドし、チョコレートシロップとホイップでデコレーション。氷のなかには無糖のコーヒーゼリーを入れるなど苦みと甘みのバランスも絶妙な仕上がり。

濃いめに抽出した芳醇なアロマとクリアな味わいのエスプレッソがほかにはないキリッとした大人な味わいを演出する。2018年からかき氷が通年提供になりファンも歓喜!

「カフェテラス オズ」

住所:奈良県天理市川原城町693

電話:0743-62-0228

営業:8:00~18:30 第1・3火曜休

カード不可 近隣に提携Pあり

取材・文/多田浩子、西村円香(ほうせき箱) 写真/沖本 明

※この6軒は、MOOK本『奈良の本』(2018年・京阪神エルマガジン社)に掲載されたものです。

(Lmaga.jp)

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