人気の和食朝ごはんがNYから京都へ 海外からの観光客に人気

今、海外からの観光客から京都で注目を集めているのが、朝食店「LORIMER KYOTO(ロリマー キョウト)」(京都市下京区)。「魚と野菜の一汁三菜」の朝食を前に、カウンターでは英語が飛び交うという新しい光景が広がっている。

同店のオーナーを勤めるのは、NY在住の原口雄次さん。ブルックリンで「寿司など誰もが知る日本食だけでなく、まだあまり知られていない日本の食カルチャーも紹介したいと思ったのがきっかけ」と、アメリカの魚卸業者などで働いた経験を活かし、魚をメインにした朝食のお店「OKONOMI(オコノミ)」をオープンしたところ大ヒットに。今回は逆輸入という形で、京都駅から徒歩圏内のエリアに4月にオープンし、日本らしい朝食を気軽に味わえると、瞬く間に外国人の間で話題となった。

「和食の基本を活かして、自分たちらしいカラーを足した朝食で日本人にも楽しんでもらえるのではないかと思いました」と説明する朝食は、NYと同じメニュー「魚と野菜の一汁三菜」(1500円)のみ。オーブンでふっくら仕上げた焼き魚、厚焼きたまご、漬物、葉物野菜の付け合わせのワンプレートに、炊きたての白ご飯と味噌汁がセット。地産地消にこだわり、京都では地元の市場で仕入れた魚や野菜を使用。レモンとハーブを加えて爽やかに仕上げた「たて塩」や、色鮮やかな漬物など、ちょっと異国の香りがプラスされた日本食は、海外からの旅行客だけでなく、近隣の人々や日本人観光客にとっても贅沢な朝食として楽んでいる。

海外在住の経験が多いスタッフがそろい、ほかにも魚のおろし方や包丁の研ぎ方を教えるワークショップも開催。営業は平日朝7時30分から14時まで、土日は8時30分から15時まで。ワークショップの予約は公式サイトから。

取材・文/萩永麻由加

(Lmaga.jp)

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