シティポップの女王・土岐麻子「音楽に今の景色を閉じ込めて」

FM OH!の番組『LOVE FLAP』(月~木曜・11時半)に、「クイーン・オブ・シティポップ」こと土岐麻子がゲストで登場。自らのシティポップ論について語った。

シティポップとは、70~80年代に流行した音楽ジャンルのひとつ。代表的なアーティストには、大瀧詠一、細野晴臣、山下達郎、EPO、杉真理、崎谷健次郎、角松敏生らがいるが、音楽性を示すカテゴリというより、洗練された「都会のポップス」=シティポップと言われている(渋谷系然り)。

DJの赤松悠実にシティポップについて聞かれた土岐は、「私が影響を受けたのが、山下達郎さん、EPOさん、大貫妙子さん、吉田美奈子さんら。子どもの頃に聴いて、歌詞の内容はもちろん分からないけど、とにかく楽しく、ワクワクできた。早く大人になりたいって、歌詞に出てくる街とか都会に憧れてました」とコメント。

そして、「単に懐かしい音楽をオマージュし『これがシティポップです』と言ってしまうシーンに違和感を感じていた(公式サイトの言葉)」という土岐は、「前回『PINK』というアルバムでは、2017年なりのシティポップを自分なりに落とし込もうと。サウンドのジャンルではないんですよね。精神性みたいなところに重点を置いて」とも。

そんな「クイーン・オブ・シティポップ」のニューアルバム『SAFARI』は、5月30日リリース。「テーマは、東京の今。(東京という街が)ガラガラと変わっていくのであれば、音楽のなかに今の景色とか、気配とかムードを閉じ込めたいなと。(東京出身の)私にとっては郷愁というか、カントリーという気持ちで作っている部分もあって」。そんなアルバムを携えてのライブは、大阪BIGCAT(8月25日)ほかで開催される。

(Lmaga.jp)

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