野手から転向!八戸学院光星・中川完投
「全国高校野球・2回戦、八戸学院光星4-2武修館」(17日、甲子園)
八戸学院光星(青森)は武修館(北北海道)に逆転勝ちした。
大胆なイメチェンで真のエースに一歩、近づいた。八戸学院光星の2年生右腕・中川優が武修館を3安打2失点の完投勝利。
中川は野手で入学したが、1年夏に投手に転向。当初は力任せの投球でまったく結果を出なかった。しかし、思い切って“7種の変化球”を操るスタイルにモデルチェンジしたことが奏功。昨秋の東北大会では仙台育英相手に5回自責点0と結果を出し、センバツ出場を果たした。
今夏の青森大会決勝での乱調は味方打線が救ってくれた。この日は「甲子園では自分がチームを勝たせる」の思いを胸にマウンドに上がり、ストレートは自己最速を2キロ更新する140キロを計測。「苦しかったが、勝つことしか頭になかった」と笑顔で汗をぬぐった。