海星・土谷、次こそ兄へ甲子園星を

 「全国高校野球・2回戦、二松学舎大付7‐5海星」(15日、甲子園)

 心臓病と闘った、兄の思いも携えた聖地。だが、海星(長崎)の1年生投手・土谷一志はマウンドに立つ姿を見せることなく高校最初の夏を終えた。

 玄界灘に浮かぶ離島、壱岐出身。「自分にはいつも優しかった」という兄・優真さん(19)と幼稚園の頃から一緒に野球で遊んだ。小学校時のチームでは、「ついてきては後ろでキャッチボールをしてアピールしていた」(優真さん)という。

 壱岐高で投手だった兄が病魔に襲われたのは2年の冬。約5時間の大手術では、一時危険な状態に陥ったほど。今では健康を取り戻した。しかし、土谷が「自分の前では以前と変わらないが、見ていないところではしんどかったと思う」と話すように、早大に進学した今も本格的な野球はできないままだ。

 変化球の握りを学んぶなど、兄から大きな影響を受けた土谷は、中学3年時に全国離島交流大会の優勝投手になるほどに成長。壱岐高も考えたが、強豪の海星へ進学し、1年からベンチ入りした。

 「連れてきてもらった感じがしてうれしい」。アルプスで観戦した優真さんは、自身ができなかった甲子園出場を果たした弟に目を細めた。「戻ってきて、今度は自分が投げて抑える姿を見せたい」という土谷。夏はあと2回ある。

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