沖縄尚学が4季連続の甲子園出場
「高校野球・沖縄大会決勝、沖縄尚学6‐1糸満」(20日、コザしんきんスタジアム)
沖縄尚学が4季連続の甲子園出場を決めた。足を高く上げるフォームで「琉球のライアン」と呼ばれるエース・山城大智投手(3年)は、四回に許した1失点で踏ん張って完投し、終盤の逆転劇を呼んだ。
三回までは毎回先頭打者に安打を許し、四回は3連打を浴び1失点。それでも、その後のスクイズを外し追加点は許さなかった。「打者に打たれても試合では負けていなかった」。冷静さを失わずに立て直し、五回先頭から九回1死まで無安打投球の安定感だった。
山城大にとって、3度目の甲子園。「昔は出たいと思うだけだった。今は勝たなければと宿命みたいに感じる」。今春センバツは準々決勝で豊川(愛知)に2回5失点と打ち込まれて敗退。悔しさを糧に成長したエースは、最後の夏、全国制覇を目指す。