立命館宇治16強!2年生・山上11K完投

 「高校野球・京都大会3回戦、立命館宇治10‐1日星」(19日、わかさ)

 京都では立命館宇治が逆転勝ちで16強に進出した。延長十回に押し出し四球などで9点を勝ち越した。山上大輔投手(2年)が6安打1失点、11三振を奪った。北北海道では決勝が行われ、帯広大谷が4‐3で旭川南に逆転勝ちし、全国のトップを切って代表に決まった。帯広大谷は春夏を通じて初の甲子園大会出場。昨夏まで3季連続甲子園大会準優勝の八戸学院光星(青森)、3年連続代表を狙った神村学園(鹿児島)はともに準々決勝で敗れた。20日は宮崎で決勝が行われる。

 11奪三振の力投をみせた2年生右腕・山上は、「公式戦で最多です」とあどけなさの残る顔をほころばせた。

 春の京都大会は背番号「1」だったが、制球難で登板機会がなく「悔しかった」と振り返る。5月中はダッシュ100本など走り込みを重ね制球、球威ともアップした。今大会は「10」を付け、2回戦・菟道戦に続く1失点完投。「背番号は10でも、活躍できればいい」と胸を張った。

 北嵯峨、鳥羽時代を含め甲子園へ春夏通算9度率い、鳥羽では平野佳寿(現オリックス)を育てた卯滝逸夫監督(64)は「教えたことを着実にものにできる子」と期待をかける。山上も「監督から平野投手の話をよく聞く。叱られても前向きに考えるのが伸びる秘けつと言われ、心がけている」と話すなど、英才教育を受けている。

 延長十回に押し出し四球で勝ち越し、1死満塁から山上の中前2点適時打などで終わってみれば大勝。卯滝監督は「甲子園?まだそこまで見えません」と照れたが、旧宇治時代の1982年以来となる夏の甲子園を虎視眈々(たんたん)と狙う。

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