日大三26点爆勝発進!主将森が復活打

 「高校野球・西東京大会3回戦、日大三26-1成瀬」(15日、八王子市民)

 西東京大会では、11年夏の甲子園を制した日大三が初戦に臨み、26得点の猛攻で五回コールド勝ちを収めた。東東京大会では昨夏代表の成立学園が城東に敗れ、3回戦で姿を消した。

 帰ってきた主将が、伝統の強力打線に火を付けた。約11カ月ぶりの公式戦スタメンとなった日大三の3番・森龍馬外野手(3年)が、初回1死一塁からチーム初安打となる右中間二塁打。この一撃を号砲に、王者が20安打26得点の爆勝発進だ。

 「夏は何とか自分が引っ張っていこうと思っていた。夢中だった」。笑顔に充実感がにじんだ。昨年8月の練習試合でフェンスに激突し、右足首を脱臼骨折。「足が普通じゃない形だった」という重傷だった。2度の手術。リハビリ時期中もイスに座って連日2~3時間のティー打撃を続けた。

 支えになったのは、小倉全由監督(56)をはじめ、チームからの「夏はおまえがいなきゃ困る」という言葉。ベンチ入りした春季大会は代打で待機。はやる気持ちをグッとこらえて、最後の夏に照準を合わせてきた。

 チームで唯一の11年夏の甲子園Vメンバー。小倉監督は「あの一打が大きかった。ウチの大黒柱。精神面でもアイツがいるのは大きい」と存在感を絶賛した。3年連続の夏切符へ、森は「チャレンジャーの気持ちで一戦一戦、挑んでいく」と、勝利に飢えた目を光らせた。

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