燃える恋の季節!高知・和田最後の夏

 第95回全国高等学校野球選手権記念京都、広島、高知大会の組み合わせが29日、決まった。高知大会はスラッガー・和田恋内野手(3年)を擁する高知に注目が集まる。

 プロ注目のスラッガー、高知・和田恋が絶好調で最後の夏を迎える。

 センバツでは主将として4強入りに貢献し、準決勝の済美戦では剛腕・安楽から高校通算35本目となる本塁打を左中間席にたたき込んだ。

 大会後はさらなる進化を求めてフォームを修正した。「トップの位置を高くして懐を大きく取るようにした。原点回帰です」と、中学時代の打撃スタイルに戻したところ打球に鋭さが増した。センバツ後の43試合(公式戦、練習試合)で16本塁打とアーチを量産。高校通算本塁打は一気に51本まで伸びた。

 センバツ後は守備も三塁から遊撃に転向した。こちらも中学時代のポジションに戻ったことで「違和感なくやれている」と動きは軽快だ。島田達二監督(41)も「技術的に上がっているし、ひと皮むけた」と和田恋の攻守における進化を認める。

 春にあと一歩のところまで近づいたことで、「全国制覇」への思いはさらに強くなった。「夏は春のリベンジのつもりでやりたい。日本一になりたい」。頂点を見据えながら、強敵ぞろいの高知大会に乗り込む。

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