ケイバ熱盛ブログ「4億円ホースが見事に合格」(6月11日)

 こんにちは。今週の金曜は、栗東トレセンに残って取材していた大西です。けさ、20年の1歳セレクトセールで4億円(税抜き)の高値をつけたダノンマイソウル(牡2歳、父ディープインパクト、栗東・矢作)が、ゲート試験に合格しました。昨夏の北海道で、矢作師からかなりの好素材と教えてもらっていた馬なので、まず無事に合格できたことに胸をなで下ろしました。

 関係者には、『ゲート試験に合格して初めて競走馬になる』と言う方もいるくらいで、デビュー前の若馬にとって、トレセンに入って最初にクリアすべき課題のひとつ。これを突破しないことには、どんな良血馬もデビューできないと言えば、その重要性が分かってもらえるでしょうか。

 無事に競走馬としての第一歩を踏み出したディープインパクト産駒に対し、師は「馬は素晴らしい。気性も、牧場ではテンションの高さを気にしていたけど、こちらに来てからはそんな面は出していないしね。まだ脚元が固まっている感じじゃないし、競馬は秋になると思います」と見通しを語っていました。12日にも滋賀県のノーザンファームしがらきに放牧に出して、さらなる成長を促します。

 「大物感は感じるし、そんな慌てるような馬じゃないからね」と、じっくりと育成していく方針とのことです。素質馬がそろう今年の矢作厩舎の2歳勢にあっても、期待の大きい一頭。どういう形で育っていくのかを楽しみにしながら、デビューを待ちたいものです。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

ケイバ熱盛ブログ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(ケイバ熱盛ブログ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス