ケイバ熱盛ブログ「白毛の2歳女王ソダシを後押しするものとは…」(4月10日)

 こんにちは。土曜朝、栗東トレセンで桜花賞の前日取材をしていた大西です。午前7時頃、4戦4勝の2歳女王ソダシ(牝3歳、栗東・須貝)が、CWを気持ち良さそうに駆け抜けていました。白毛が朝日に映えて、きれいでしたね。担当の今浪隆利厩務員(62)も「楽な感じやったね。トモの張りがものすごくいいから、ダクを踏んでもバネを感じる」と、愛馬の充実ぶりに目を細めていました。

 無敗で臨む今年初戦。「人気を背負うし、すごいプレッシャー。ただ、このプレッシャーはゴールドシップの時に鍛えられたから」と穏やかな表情で、胸の内を明かします。人気の高さを示すのが、ぬいぐるみです。9日午後5時から公式通販サイトで販売したところ、即完売したとのことで、「娘に頼んだけど、すぐ売り切れた。あれだけ早く完売するのはビックリ」と、目を丸くしていました。

 ファンから届く手紙、お守り、写真や似顔絵の数も多いそうです。ファンレターは全てに目を通し、お守りなどは馬房に近くに飾っているようで、「ありがたいよ」と感謝していました。その全てが、ソダシと今浪さんの力になっているのでしょうね。2歳時以上に、体つきにメリハリが出て、精神的にも落ち着いてきた印象です。

 「毛ヅヤ、馬体の張りはいい。ぜい肉が取れて、いいところに筋肉がついてきたね」と成長を実感します。レース約2カ月前に入厩。しっかりと乗り込んできたことで、カイ食いが落ちた時期もあったそうですが、「残してもいいくらいの気持ちで、普通の馬よりも、カイバは多め、多めにやっている。それで体がもってくれているんじゃないかな」と教えてくれました。

 かつては、食の細かった13年阪神JF覇者レッドリヴェールも担当。その時の経験も生きているのでしょう。事前発表馬体重は、前走比4キロ増の476キロでした。「あれだけ調教をやって増えているし、いいんじゃないかな」と、手応えをにじませていました。

 G1・6勝馬ゴールドシップの現役時代は、娘さんからプレゼントされたスパイダーマンの“勝負パンツ”でレースに臨んでいましたが、ソダシではディズニー「アラジン」のジーニーのパンツで挑んでいるそうです。「スパイダーマンは赤だったけど、今回は青。嫁がディズニー好きで、一緒に行ったときに買ってん。去年、今年は行けてないけど、来年はまた行けるようになるといいね」と、コロナ禍終息を願っていました。

 ファンからの手紙、お守り、似顔絵、写真、そして今浪さんの“勝負パンツ”。申し分のない仕上がりで臨む3歳初戦を、熱く、温かい思いが詰まったラッキーアイテムたちも力強く後押しします。白毛の2歳女王がどんな競馬を見せてくれるのか、牝馬クラシック初戦にぜひ注目してください。

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