【土曜・東京１Ｒ・３歳未勝利】

　◎ブチャコのデビュー戦は逃げ馬が押し切り２、３着馬もそのまま残る形。締まった馬場状態で前が止まらないなか、◎は発馬後にモタモタしたうえ、４角も押っつけて外から追い込むきつい状況下での４着だった。大型馬でエンジンのかかりは遅かったが、直線の走りっぷりはなかなかの迫力。レベルの下がった今の未勝利戦では素質が一枚上だ。追い切りは併走馬に優勢な走り。東京変わりと叩いての上積みが見込める今回は首位争いになる。単勝＆馬連で。

【土曜・東京２Ｒ・３歳新馬】

　◎トゥーレは東京新聞杯出走のグレーターロンドンの先導役を任されたほど。映像を見れば分かるように、ゴール前は無理をしなかっただけで遅れを気にする必要はない。むしろ、力感のあるフォームを確認してもらいたい。ここまで美浦の坂路とコースを併用して乗り込まれ馬体、息ともに万全の仕上げ。前向きさもあり、初戦から楽しめる好素材だ。単勝＆馬連で狙う。

【土曜・東京12Ｒ・４歳上1000万下】

　先週の東京ダートは乾きが悪く、根岸Ｓは重馬場での一戦に。そんなところに今週も木、金と荒天…パワーよりもスピード優先の状態と読む。◎アポロナイスジャブは２走前のＶ時計が、同じく不良だった翌週の準オープンに０秒２差と優秀なもの。過去３勝のうち２勝が不良、１勝が重と軽い砂質を得意とするタイプだ。間隔をあけてリフレッシュしたここは、持ち前の先行力を生かして粘り込む。

（馬サブロー美浦支局長・佐野裕樹）

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