「ＰＯＧ２歳馬特選情報」（１１日）

　良血馬を多数そろえる木村厩舎。現２歳世代も来年のクラシック戦線をにぎわせる、質の高いラインアップが集まった。

　ミカリーニョ（牝、父ハーツクライ、母ミスエーニョ）は昨年のファンタジーＳを勝ったミスエルテの半妹。「実際にパッと見てビビるくらいの雰囲気があった。夏の函館でゲート試験を受けて札幌開催でデビューするという話が出ている」とプランを明かす。

　新種牡馬ロードカナロア産駒のステルヴィオ（牡、母ラルケット）は既にゲート合格済み。「父は短距離で活躍したけど、この馬は１２００メートルというタイプではない。体形がガッチリしていて体の使い方が若い」と奥は深そうだ。６月４日の東京５Ｒ（芝１６００メートル）デビューに向けて、１２日に帰厩する。

　現在トレセンに入厩しているディロス（牡、父ステイゴールド、母ラトーナ）は力強いフットワークが印象的。「馬格があるし素質を感じる。気性面も難しいところはない」と好感触を伝えた。