【POG】オウケンダイヤ記録ずくめV

 「新馬戦」(22日、小倉)

 最低11番人気のオウケンダイヤ(牝2歳、父オウケンマジック、母オウケンハート、栗東・西村)が、直線鋭く伸びて差し切り勝ち。松若は「4角で気合をつけたら、しまいは反応してくれた。本当に小さい馬で非力なので、小倉の1200メートルは合っていますね」と会心の勝利を振り返った。

 JRAの詳細なデータを検索できる86年以降の新馬戦では最軽量となる376キロでの勝利、小倉の新馬戦では単勝最高配当となる1万8930円を記録。タニノギムレット産駒の父オウケンマジックは新種牡馬で、現役時代は1000万下止まりだったが、母系は地方競馬最強牝馬としてうたわれるロジータの系統だ。

 世代で1頭しかいない産駒が見事にデビュー勝ちを決め、福井明オーナーは「思い入れのある馬で勝ててうれしい。ロマンですね」と感慨深げ。小倉2歳S(9月6日・小倉)での重賞挑戦を見据えていた。

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