さらばディープインパクト、キングカメハメハ 巨星の夢継ぐ新種牡馬たち

一般ニュースでも大きく取り上げられた歴史的名馬ディープインパクトの訃報。その10日後にはキングカメハメハも天に召された。転機を迎えた競馬界、この偉大な2頭の後継種牡馬たちに迫る。

公開日:2019.8.13

種牡馬としても偉大だったディープインパクト

武豊を背に05年菊花賞を制し史上6頭目の無敗三冠馬となったディープインパクト

 歴史的名馬は種牡馬としても偉大だった。2010年から出走した産駒延べ3365頭が約470億円の賞金を稼ぎ出し、12年から18年まで7年連続で産駒のJRA年間勝利数1位を誇る。通算でも父サンデーサイレンスの2749勝に次いで1954勝の歴代2位(8月11日時点)。この日本競馬界を席巻した名種牡馬の後継者は、やはりディープ自身の子から出てくるのか―。以下は、今年から新種牡馬となったディープインパクトの子どもたち。

キズナ(母キャットクイル母父ストームキャット)主な勝ち鞍…13年日本ダービー

13年の日本ダービーを制したキズナと武豊

令和最初の2歳重賞制したのはキズナ産駒ビアンフェ

【函館2歳S】新種牡馬キズナ産駒のビアンフェが令和初の2歳重賞V

 「函館2歳S・G3」(21日・函館) 令和最初の2歳重賞を制したのは、藤岡佑介騎手(33)=栗東・フリー=騎乗の4番人気ビアンフェ。新種牡馬の父キズナに、初の重賞タイトルをプレゼントした。 ゲート入りを嫌がる面を見せたが、絶好の最内枠から好スタートを決めると、各馬がけん制し合うなか、スッとハナを主張。前半3Fは33秒6とやや早めのペースを刻んだが、直線で鞍上がGOサインを出すと瞬時に反応。後続を引き離し、最後は余裕を持ってゴールを駆け抜けた。
 

【函館2歳S】新種牡馬キズナ産駒のビアンフェが令和初の2歳重賞V

リアルインパクト(母トキオリアリティー母父メドウレイク)主な勝ち鞍…11年安田記念

11年の安田記念を制したリアルインパクトと戸崎(左から3人目)

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