さらばディープインパクト、キングカメハメハ 巨星の夢継ぐ新種牡馬たち

一般ニュースでも大きく取り上げられた歴史的名馬ディープインパクトの訃報。その10日後にはキングカメハメハも天に召された。転機を迎えた競馬界、この偉大な2頭の後継種牡馬たちに迫る。

公開日:2019.8.13

 ディープインパクトは父サンデーサイレンス母ウインドインハーヘア(母父アルザオ)という血統の馬だが、全く同じ血統の兄(全兄)にブラックタイドという馬がいる。01年のセレクトセールで落札されたが、このときの落札額9700万円は、翌年の全弟ディープインパクト(7000万円)よりも高かった。こちらは種牡馬としてもいまだ現役で、ディープ亡き今、同じ血統として需要が増えるかもしれないが、いかんせん今年亡くなったキンカメと同い年なため過度な期待は禁物。よって本馬よりその子に期待が集まりそう。

ブラックタイドの子はサブちゃん所有の名馬キタサンブラック

鞍上・武豊とのコンビでGⅠ・7勝を挙げたキタサンブラックと北島三郎オーナー(右から2人目)=写真は17年の天皇賞・春

キタサンブラック初めての子は今年1月誕生 21年夏デビューが待ち切れない

 そのブラックタイドの子というのがキタサンブラック。GⅠ・7賞を挙げるなど17年の有馬記念で引退するまで競馬界をけん引し、歌手・北島三郎の所有馬としても知られる名馬は、父ブラックタイド母シュガーハート母父サクラバクシンオーという血統。つまりディープの甥っ子ということになる。
 初年度の18年から130頭に種付けをして今年1月に初めての子が産まれた。21年夏には産駒がデビューすることになる。どんな走りを見せてくれるのか、今から楽しみだ。

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