さらばディープインパクト、キングカメハメハ 巨星の夢継ぐ新種牡馬たち

一般ニュースでも大きく取り上げられた歴史的名馬ディープインパクトの訃報。その10日後にはキングカメハメハも天に召された。転機を迎えた競馬界、この偉大な2頭の後継種牡馬たちに迫る。

公開日:2019.8.13

ワールドエース(母マンデラ母父アカテナンゴ)主な勝ち鞍…14年マイラーズC

14年マイラーズCを制したワールドエースをねぎらうシュタルケ

スピルバーグ(母プリンセスオリビア母父リシウス)主な勝ち鞍…14年天皇賞(秋)

14年天皇賞・秋を制したスピルバーグ(手前)右は2着ジェンティルドンナ、右から2頭目は3着イスラボニータ

ヴァンセンヌ(母フラワーパーク母父ニホンピロウイナー)主な勝ち鞍…15年東京新聞杯

15年東京新聞杯を制したヴァンセンヌ(手前)

7年連続ディープに次ぐ産駒勝利数2位のキングカメハメハ

鞍上・安藤勝己で04年日本ダービーを制したキングカメハメハ

 ディープより1年早く産まれたキングカメハメハは、04年のNHKマイルC、日本ダービーを制したが、故障のため同年秋に3歳で引退。翌05年から種牡馬生活に入った。初めての産駒がデビューした08年から延べ4,471頭が出走、430億円余の賞金を稼ぎ出した(地方と中央の合計。18年終了時)。10、11年の2年連続で産駒のJRA年間勝利数1位。12年から18年までは7年連続でディープに続く2位だった。通算でもサンデーサイレンス、ディープに続く歴代3位の1832勝(8月11日時点)を記録している。19年は体調不良で種付けを見送っており(その後種牡馬引退)、当歳(今年産まれた子)世代が「最後のキンカメ産駒」として21年夏以降のデビューを目指す。

トゥザワールド(母トゥザヴィクトリー母父サンデーサイレンス)主な勝ち鞍…14年弥生賞

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