「いい馬に乗せてもらっていたので勝ちたかった。どのレースも反省点があって悔しいですね」

　藤田菜七子が２５日、自身初参戦の小倉でうれしい今年初白星を挙げた。６番人気リルティングインクと臨んだ８Ｒ。道中４番手から勝負どころで外に持ち出し、左ステッキを連打。兄弟子・丸山が駆るユキノカトレアを、ゴール前で力強く差し切ってＪＲＡ通算７勝目を決めた。

　菜七子は「届くかなーと思って、直線は夢中になって追いました。丸山先輩が前を走ってましたが、“先輩だけは抜かしてやろう”という気持ちでした」と会心の勝利に満面の笑み。

　デビュー２年目の藤田菜七子騎手（１９）＝美浦・根本＝が１９日、２日間の阪神競馬場での騎乗を終えた。５鞍に騎乗し、勝ち星こそなかったが、８Ｒのコパノアラジン（４番人気）で２着と奮闘。

　関西のファンから大声援を受け「勝てなかったのは悔しかったですけど、ありがたかったですね」と振り返った。芝のレースも初体験し「内回りでしたけど、外回りもあってすごく広いですよね」と印象を語っていた。

　藤田菜七子（１９）＝美浦・根本＝が７日の新潟６Ｒで今年４勝目をマークした。