【地方競馬】サラキャサリンが兵庫クイーンセレクション制覇 好スタートから逃げ切って重賞初勝利

 兵庫クイーンセレクションを制覇したサラキャサリンと関係者(撮影・中山伸治)
 逃げ切って重賞初勝利を挙げたサラキャサリン(左)=撮影・中山伸治
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 「兵庫クイーンセレクション」(26日、姫路)

 開催6日目の11Rで行われ、1番人気のサラキャサリンが後続に3馬身差をつけて逃げ切り、ホッカイドウ競馬から転入して3戦目で重賞初勝利を挙げた。2着は3角から内を伸びてきた4番人気のマルグリッド、3着には向正面から勝ち馬を追走した2番人気のイケノシイチャンが入った。

 サラキャサリンが潜在能力の高さを証明した。今回の1着で門別でのデビューから〈4510〉と10戦全て馬券圏内。「スタートが決まって、全てがうまくいった」と新井隆師。砂が深くて内側不利の馬場傾向だが、1枠1番の劣勢をはね返した。

 コンビを組んだ松木大も重賞初勝利。高知でのデビューから9年目、兵庫へ移籍してから5年目。「1枠になったことで腹をくくれた。楽にハナへ行けて、いいペースで運べた」と鞍上。「下積み時代からのことが頭によみがえった」と喜んだ。

 新井隆師は2021年3月にサラコナンで勝った兵庫ユースカップ以来の重賞制覇。これで重賞V15。「今回は積雪で馬場が締まったのが勝因」と指揮官。前日25日の開催を中止にした最強寒波の大雪が、かえって好材料になった。サラキャサリンの次走は未定で、今後は休養に入る予定だ。

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