【ハイセイコー記念】ノブレスノアが逃げ切り重賞初V 森泰斗「終わってみればイメージ以上」

 直線のたたき合いを制したノブレスノア(左)=撮影・持木克友
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 「ハイセイコー記念・S1」(17日、大井)

 開催3日目の11Rで行われ、ノブレスノアが重賞初制覇を果たした。逃げた2番人気が、2番手追走から迫った7番人気のミゲルとの叩き合いを制した。3着には8番人気のカイルが食い込み、島川隆哉氏の所有馬が1~3着を占めた。なお、1着馬は「第72回全日本2歳優駿・Jpn1」(12月15日、川崎)の優先出走権を獲得した。

 初体験の大井コースはノブレスノアに味方した。すんなり先手を奪ってハナに立つと、直線のたたき合いを制して重賞勝ち。2歳王者への挑戦権を獲得した。

 堂々と主導権を握り、最後は同じ勝負服のミゲルと追い比べ。最後は首差だけ伸びて勝った。「右ステッキにしっかり反応していたし、大丈夫と思った」と森泰斗は余力を感じながらゴールへ導いた。

 1番人気のママママカロニが発馬で出遅れたことも大きかった。「1頭強いのがいたので、いかに負かすかを考えていた。終わってみればイメージ以上にレースを運べた」と鞍上は満足げだ。好位から追い込んだ3着のカイルまで島川隆哉氏の所有馬が独占するオマケ付きだった。

 全兄は重賞2勝と活躍中のトーセンレビューで、将来に夢が膨らむ血統。今後は全日本2歳優駿が視野に入るが、小久保智師は「同厩のライアンもいるので、どちからが行く感じになると思う」と島川オーナーと共にじっくりと戦略を練る。

 ミゲル(2着)「最後は惜しかったけど、競馬のうまい馬で、力まずよく走ってくれた。距離はこのくらいまでか」(西啓太)

 カイル(3着)「スローペースでも道中引っ掛からず、距離延びていいタイプなので、来年のクラシックが楽しみ」(左海誠)

 マママカロニ(4着)「今日はスタートが全て。内々で我慢の競馬になると、操縦性に難がある不安点が出た」(矢野貴)

 ミスターブライト(5着)「少しイレ込んでいたが、前回より感じが良かった。いい脚を使ったけど、展開は仕方がない」(石崎駿)

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