兵庫３歳馬３冠レース第三弾。１８７０メートルで覇を競う。１冠目の菊水賞を制したシェナキングが本命だ。２歳１１月に初の１７００メートル戦で快勝すると、それ以降の１７００メートルを超える長めの距離に限定した６戦で「３、３、０、０」。末脚は確実に伸び、その破壊力も世代ナンバーワンといえる。１８７０メートルへの距離延長は間違いなく歓迎材料。２冠目獲得が濃厚とみる。

　最大のライバルはエイシンイナズマ。菊水賞では最後に差されはしたが、いったんは抜け出して押し切りも見えた僅差の２着。下原理への乗り変わりで今度こそシェナキングを封じ込みたい。重賞の兵庫ユースカップを制したサラコナンも能力を発揮できれば大一番での巻き返しがあってもいい。