【地方競馬】ミューチャリーがマイルGP制覇 激戦を制して重賞3勝目

 マイルグランプリを制して重賞3勝目のミューチャリー(左)
2枚

 「マイルグランプリ・S2」(29日、大井)

 開催2日目の11Rで行われ、2番人気のミューチャリーが持ち前の切れ味を発揮し、昨春の羽田盃以来となる重賞3勝目を飾った。直線で早めに先頭に立った5番人気のグレンツェントが1馬身差の2着に粘り、9番人気のセンチュリオンが後方一気の脚で3着に食い込んだ。なお、優勝馬は「第67回日本テレビ盃・Jpn2」(9月30日・船橋)の優先出走権を獲得した。

 休み明けも何のその。昨年の羽田盃馬ミューチャリーが、力強い末脚を繰り出して強豪ぞろいの一戦を制した。道中は中団を追走。3角から徐々にポジションを上げる。直線は外に進路を取り、鞍上のアクションに応えて末脚一閃(いっせん)。鮮やかに差し切った。

 御神本訓は「いい雰囲気で走ってくれました。思ったより、いいポジションで競馬ができたのが大きかった」と相棒をたたえ、「もう少し距離の長いレースで、この馬の切れ味を見せることができれば中央相手でも劣らない」と能力を評価した。

 G1のフェブラリーS以来の実戦となったが、ブランクを感じさせない走りを披露。矢野義師は今後について「馬の状態を見ながら」と前置きしたうえで、「日本テレビ盃あたりをと思っている」と展望した。

 グレンツェント(2着)「流れは速かったけど、折り合いもついて終始手応えは良かった。最後は我慢していると前がふさがるので、早め先頭は仕方なかった」(本田重)

 センチュリオン(3着)「(不利があった)1コーナーが全て。ペースは向いていてくれたけど」(本橋孝)

 トロヴァオ(4着)「内を回ると走るイメージがあったけど、枠的にも外を行かざるを得なかった。久々の影響も合ったと思うので、次は楽しみ」(藤田凌)

 リッカルド(5着)「4コーナーでは抜け出しそうな手応えで、いい頃に戻っている感じがあった。歳が歳だけど、流れや展開が向けば、もうひと花あってもいい」(矢野貴)

 カジノフォンテン(7着)「思ったよりペースが流れて、展開が向かなかった。右回りの走りも今一つだった」(張田昂)

 コパノジャッキー(8着)「出来は良さそうだったが、行きっぷりが悪かった。最後は内を突いたけど伸びなかった。(敗因は)よく分からない」(森泰斗)

編集者のオススメ記事

注目レースプレイバック最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(レース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス