【地方競馬】ヒカリオーソが戸塚記念V 早めに仕掛けて圧勝
「戸塚記念・S1」(4日、川崎)
開催2日目の11Rで行われ、1番人気のヒカリオーソが2周目3角手前で先頭に立ち、後続の猛追を振り切って、東京ダービーに続く重賞4勝目を挙げた。最後の直線で迫ったウィンターフェルが1馬身差の2着、先に動いた4番人気のグリードパルフェがさらに5馬身差の3着に入った。
東京ダービー馬が地元・川崎への凱旋レースで3歳ナンバーワンの貫禄を見せた。「地元で勝ったので、メチャクチャうれしかった」と山崎誠。ゴールイン後に右手でガッツポーズを作ると、「逃げにこだわらず、自信を持って乗ったし、春より力強さも増してました」と満面の笑みを浮かべた。
レース前半はトーセンボルガを先に行かせて、ヒカリオーソは2番手を追走。2周目3角手前でグリードパルフェがまくり気味に迫り、ウィンターフェルも動き出したが、ヒカリオーソが早めに先頭に立つとそのまま押し切った。
42年前、騎手時代の1977年にこのレースを勝っている岩本洋師は「ダービー馬に恥じない仕上げをした。思うようなレース展開で、しまいまでしっかりしていた」と満足そうに振り返った。
今後については「ダービーグランプリ(10月6日・盛岡)を含めて、いろいろ考えているが、馬の様子を見ながら」と同師。いずれにしても、3歳馬の主役の座は秋もこの馬で不動だ。