【地方競馬】トーセンガーネットが牝馬2冠 直線一気で東京プリンセス賞制覇

 牝馬2冠を達成したトーセンガーネット(左)=撮影・持木克友
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 「東京プリンセス賞・S1」(23日、大井)

 開催2日目の11Rで行われ、1番人気に支持された桜花賞馬トーセンガーネットが牝馬2冠を達成した。最後の直線で、逃げ粘った2番人気のアークヴィグラスを交わした。3着には6番人気の良血馬リトミックグルーヴが食い込んだ。なお、1、2着馬は「第55回関東オークス・Jpn2」(6月12日・川崎)の優先出走権を獲得した。

 トーセンガーネットが正攻法の横綱相撲で2個目の牝馬タイトルを手中にした。「馬の力を信じて乗った。アークを見ながら競馬をしたかったし、直線はしまいがしっかりしているので、交わしてくれるだろうと思ってました」と左海誠は愛馬を絶賛した。

 道中は逃げたアークヴィグラスと3番人気のゼットパッションを前に見ながらの外め3番手。4コーナーでは2番手に上がり、直線はアークと馬体を離して外から追い詰め、残り100メートルで抜け出した。管理する小久保智師も「思っていた通り。馬はふだんと変わらず、人間の方が緊張してた」と表情を崩した。

 注目は次走。優先出走権を獲った「関東オークス」でJRA馬を相手に牝馬3冠を目指すか、「東京ダービー・S1」(6月5日・大井)で2011年のクラーベセレクタ以来となる牝馬優勝を目指すか。同師は「いずれにしても、どっちかです」と、うれしい悩みを抱えることになった。

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