栗東の坂路はチップを入れ替えた影響で一気に重たい馬場に変化。今週は雨も残っていたので余計に力を要するコンディションでしたね。普段よりおよそ２秒は遅いと思います。調教時計を参考にしている方は注意してください。

【日曜・阪神５Ｒ・３歳未勝利】

　◎モズアトラクション。エンジンのかかりが遅いので距離延長は大歓迎のうえ、使うごとに動きに粘りが出て、状態も右肩上がり。ここ３戦は５、６着が精一杯でしたが、今の出来、この舞台なら馬券になると思います。

　相手は○コールストーム、▲アドマイヤジョラス、×コスモヴァーズ、☆カンポデフィオーリ、△ピエナアラシ、△ロードゼスト、△リュウシンベガス。馬券は馬連と３連複フォーメーション◎→○▲→他印各馬へ。

【日曜・阪神10Ｒ・陽春Ｓ】

　ダートに変わって２連勝と、◎サイタスリーレッドはまだ底を見せていません。昇級初戦の前走は楽に前へ取りつき、１番人気の２着馬を完璧に封じ込める強い勝ちっぷりでした。稍重馬場だったとはいえ、走破時計は前開催に行われた準オープンより０秒７も速いもの。以前より落ち着きが出て、ゲートが安定している点も強調できる材料です。充実している今なら、ここも首位争いになるはず！

　相手は○センターピース、▲ベック、×キャプテンシップ、☆ウィッシュハピネス、△オウケンビリーヴ、△ドリームドルチェ、△プレシャスエース。馬券はアタマ固定の馬単と馬連。

【日曜・中山11Ｒ・皐月賞】

　◎ペルシアンナイト。５戦して２度負けていますが、ともに敗因は明確。４走前のアイビーＳは初の関東遠征でレースの前半はかなり行きたがっていました。相手（ソウルスターリング）が強かったこともありますが、スムーズならもっと際どかったはず。２走前は直線で包まれて追いだしを待たされたうえ、雨馬場が響いた結果。これも決して力負けしたのではありません。勝った３戦はいずれも楽勝。しかも、ハービンジャー産駒はワンターンの瞬発力勝負は本来、それほど得意ではないのですが、前走のアーリントンＣでは後方から豪快な差し切り勝ち。この父産駒の中でも”別格”と感じます。距離延長とはいえ馬体のイメージから２０００ｍまでは守備範囲だと思いますし、コーナー４つの舞台でさらに飛躍する可能性を秘めた血統背景。どんな脚を見せてくれるか非常に楽しみですね。

　相手本線は○ファンディーナ。ここ３戦のパフォーマンスで、能力の高さは疑う余地はありません。ただ、少しずつテンションが高くなっているのは気になる材料。連続で中山遠征ということも考慮すれば、危うさも秘めています。パドック、返し馬はぜひチェックしたいところ。

　３番手は▲スワーヴリチャード。最初は本命も考えたのですが、３走前の未勝利戦、そして、中間のケイコ内容から右回りだと内へもたれる不安が拭いきれませんでした。ただ、Ｇ１を狙えるだけの素材なのは間違いないだけに、うまくさばければ突き抜けるシーンもあると思います。以下×カデナ、☆アルアイン、△ウインブライト、△アウトライアーズ、△クリンチャー。馬券は馬連とアタマ固定の馬単。３連複フォーメーション◎→○▲→他印各馬へ。

【先週の推奨馬成績…４月８日＝(1)(1)(7)着、４月９日＝(10)(3)(12)着】

（馬サブロー栗東支局長・竹村浩行）

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