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【九州地区】島田竜二

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ふくよかな体形ながらS級で奮闘する島田竜二(45)=熊本・76期・S2。プロフィルに身長166センチ、体重89キロと記されてあるが、体重は計測時以上にある感じに見える。

以前、落車したときに「腹部擦過傷」と診断書が出されたことがあった。バレーボールでレシーブするときのように、または昔の吉本新喜劇で活躍していた高石太のように、腹からスライディングしてしまったのだろう。

そんな体形とは裏腹に、本業ではシャープな脚を披露している。2017年7月に心筋梗塞を患い、半年間も欠場した。生死をさまようほどの大病で、A級1班まで陥落してしまったが18年末のレインボーカップA級ファイナルで優勝を飾り、S級2班に返り咲くと、S級復帰初戦の平F1で優勝。その後、優勝こそないものの、9月のG2・共同通信社杯(松阪)で2008年のG1・日本選手権以来となるビッグレースに登場。2次予選Bで敗退したが、久しぶりにビッグレースの感触を味わった。

今場所の九州軍団は充実。井上昌己(長崎)、中本匠栄(熊本)、荒井崇博(佐賀)、小川賢人(福岡)、新納大輝(鹿児島)と安心して前を任せられる選手が多い。島田が鋭脚を存分に繰り出す条件はそろっている。

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