【向日町G3】久しぶりに記念決勝の太田竜馬「体は動いているし、いい開催」
「平安賞・G3」(9月2日、向日町)
他地区ながら、地元勢を背負っての準決勝で会心のレースを見せた太田竜馬(27)=徳島・109期・S1。村上博幸-川村晃司(ともに京都)に前を任された準決10R。「変なレースはできない。見せ場は作ろうと思った」と正攻法から引いて打鐘で叩いて先行。決め脚鋭い村上に交わされたが、ラインでしっかり決めての2着。集まった多くのファンも納得のレースで大きな声援が上がった。
自身も昨年10月の松阪以来となる記念の決勝戦。「記念はメンバーがキツいので勝ち上がれるのはうれしい」とほほえんだ。
初日特選は強引に仕掛けるも不発に終わり「かなり疲れた」とこぼしたが「2日目より体はマシ。重いなりに動けているのでいい開催」と一定の手応えを得ている。
徳島支部では今をときめく犬伏湧也がビッグレースで強烈なアピール。影に隠れる形となった太田だが、この男も力は相当。2021年7月の地元小松島以来となる記念制覇へ一撃を見舞う。