【競輪】児玉碧衣とにかく強くなりたい

 ガールズケイリンの新女王候補で昨年7月にデビューした児玉碧衣(20)=福岡・108期=が、選手養成所の在校成績2位ながらもデビュー後にメキメキと成長している。長身から繰り出される先行、まくりは実にパワフル。すでに通算42勝(51走)を挙げて優勝は10回(17場所)。3月12日には特別競走「ガールズケイリンコレクション」(名古屋)に初出場する。そんな次世代のホープが、今後やプライベートのことを存分に語った。

  ◇  ◇

 -競輪選手を目指したきっかけは。

 「母に勧められたんです。小学5年生から高校3年生までバレーボールをやっていたんです。ポジションはライト(アタッカー)でした。卒業してもバレーボールを続ける気はなかったんです。個人競技に興味があったところに、母から『ガールズケイリンがあるよ』って教えられました。初めて競輪を見たのは2012年の小倉です。加瀬(加奈子)さんたちの走りを見て『自転車でこんなにスピードが出るんだ。すごいな』って思いましたね」

 -競輪選手はバレーボール出身者が多い。

 「(日本競輪学校)校長の滝澤(正光)さんもそうですもんね。(バレーボール出身者は)体格がいいから…とか言われますが、多いのはたまたまじゃないですかね。チームプレーだったバレーボールと違って、競輪は個人競技なんで、のびのびとプレーできるのはいいですよね」

 -自転車競技は未経験で日本競輪学校に入学。

 「あのころは淡々とカリキュラムをこなしていた…って感じですね。自分で考えて行動することはなく、やれって言われたことをやっていただけでした。今は大好きなんですけど、学校時代は正直言って競輪が好きじゃなかったです。練習も嫌いでした。勉強が好きでもないのに、無理やり学習塾に通わされる中学生みたいでしたね」

 -競輪が好きになったのはいつか。

 「デビュー戦の直前ですね。今だから言えるんですけど、本気になって練習したのは(昨年)7月からです。やり始めると面白くて、結果もついてくるんです。今はホントに競輪が大好きです」

 -プライベートな時間帯は何をしているのか。

 「ひたすら寝る。目が覚めてもゴロゴロして、携帯を触ってますね。練習はいつも午後からなんです。3、4時から8時くらいまで。練習の前に少し買い物に出るくらいで、オフはずっと家にいます。一歩も外に出ないんですよ。彼氏もいませんしね」

 -好きな男性のタイプは。

 「まずは自分より背が高い。180センチくらいの人がベストですね。あとは絶対年上。年下はもちろん、タメ(同い年)も無理です。そしていろんなスポーツができる人。ゴルフはうまいけど、野球は全然ダメって感じの人は無理ですね」

 -今後の目標は。

 「もちろん(ガールズ)グランプリです。出ることだけでなく、獲りたいですね。そのためにも、まずはガルコレ(ガールズケイリンコレクション)です。3月に名古屋で初めて出るので、今から楽しみなんですよ。同県で二つ年上の小林(優香)さんと対戦。前回(昨年12月の熊本)は優勝できたけど、今回もやっぱり意識しますね」

 -将来はどんな選手になりたい。

 「とにかく強くなりたいです。毎年、当たり前のようにグランプリに出て、ずっとガールズケイリンの中心選手でいたいです。それも長い間、トップクラスにいたいですね」

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