「ダービー・Ｇ１」（３０日・東京）

　出走馬の立ち姿の写真と馬体診断を、デイリースポーツのホームページに掲載する大好評企画。馬を見る目に定評のある僚紙・馬サブロー調教班の石堂道生（美浦）、吉田順一（栗東）の両トラックマンが、出走を予定する各馬をＳ～Ｄ評価しました。週末の予想にお役立てください。

　【ワンダフルタウン　Ｂ】京都２歳Ｓを制してクラシックに備えた。だが、爪に不安があり復帰が大幅に遅れることに。攻め気配からは８～９割程度と思われた青葉賞は地力の高さで勝利したが、反動がなく上積みを見込めるかの見極めが今回のポイントだ。

　皮膚が薄くあばらをうっすらと見せてトモの丸みも十分。決して負荷を強めているわけではないが、１週前のケイコの感触も上々でＡ評価でもいいぐらいの雰囲気は出てきた。

　ただ接着装蹄のエクイロックスを今回から使用。ローテの狂いによる反動が少し見え隠れするのも事実。Ｂ評価が妥当か。（馬サブロー栗東・吉田順一）

　〈１週前追い切り診断〉和田竜を背に栗東坂路で４Ｆ５３秒４－３９秒０－１２秒４（馬なり）。エルブルスシチー（３歳未勝利）との併せ馬で併入。気負うことなくスイスイと登坂して、ゴール前の反応も上々だった。好調をキープしている。