【桜花賞】馬体診断エリザベスタワー

 「桜花賞・G1」(4月11日・阪神)

 出走馬の立ち姿の写真と馬体診断を、デイリースポーツのホームページに掲載する大好評企画。馬を見る目に定評のある僚紙・馬サブロー調教班の石堂道生(美浦)、吉田順一(栗東)の両トラックマンが、出走を予定する各馬をA~D評価しました。週末の予想にお役立てください。

 【エリザベスタワー B】

 同世代にシュネルマイスターがいるキングマン産駒。日本での子どもはマイル以下がベストの印象だ。

 当馬も牝馬で500キロを超す雄大な馬格を誇り、力感のあるボリューム満点のシルエット。体質の強さに負荷をかけてくる高野厩舎の調整が相乗効果を生み、鍛えれば鍛えるほど強くなりそうだ。

 チューリップ賞からさらに臀部(でんぶ)はふっくらとし、マイル~二千ぐらいで長くいい脚が使えそうな姿形になってきた。舌がハミを越すなどの口向きの難しさは、トライアビットハミとノーズバンドでかなり修正。あとは多少タフな設定になれば浮上してくる。(馬サブロー栗東・吉田順一)

 〈1週前追い切り診断〉栗東坂路で4F53秒5-39秒1-12秒5(一杯)。テンからスムーズに折り合い、ラストまでしっかりと伸びた。出来は充実している。

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