「大阪杯・Ｇ１」（４月５日・阪神）

　出走馬の立ち姿の写真と馬体診断を、デイリースポーツのホームページに掲載する大好評企画。馬を見る目に定評のある僚紙・馬サブロー調教班の佐野裕樹（美浦）、竹原伸介（栗東）の両トラックマンが、出走を予定する各馬をＡ～Ｄ評価しました。週末の予想にお役立てください。

　【ラッキーライラック　Ａ】

　昨年の香港遠征以来２カ月半ぶりの実戦となった中山記念は２着。ただ、多少、冬毛が残っていたことで毛ヅヤは物足りず、馬体の張りもひと息だった。今回は休み明けを叩かれたことで、毛ヅヤに光沢が戻ってきた。馬体に張りも出て、状態はさらに上向いている。牝馬とは思えないほど雄大で骨量が豊かな馬格は迫力満点。肩と前腕部の筋肉の段差もはっきりとしている。エリザベス女王杯（１着）当時と比較しても遜色のない体つきだ。阪神芝コースでは１６００メートルの経験しかないが、体形から見ても２０００メートルに全く問題はない。（馬サブロー栗東・竹原伸介）

　〈１週前追い切り診断〉栗東ＣＷで６Ｆ８０秒２－１２秒３（一杯）。先週までと比べて少し重たくなった馬場状態を考えれば、ラスト１Ｆの数字は上々の部類。実際、見た目のインパクトも十分だった。年齢的に一気に上向いた印象こそなくても、状態は非常に高いレベルで安定している。