「安田記念」（６月２日、東京）

　出走馬の立ち姿の写真と馬体診断をデイリースポーツのホームページに掲載する大好評企画。馬を見る目に定評のある僚紙・馬サブロー調教班の佐野裕樹（美浦）、竹原伸介（栗東）の両トラックマンが、安田記念に出走を予定する各馬をＡ～Ｄ評価しました。週末の予想にお役立てください。

　【インディチャンプ　評価Ｂ】　

　前走のマイラーズＣ（４着）では１０キロ増の体重。それほど太くは見えなかったが、馬体を緩く見せていた。今回は張りが増して、皮膚も薄くなってきた印象。毛ヅヤが当時に比べて良化したのは大きなポイントで、２カ月半ぶりをひと叩きされた効果は大きい。

　首回りの太さや胴の長さから、マイルがベストの体形は明らかで、肩やトモの筋肉量も申し分ない。名マイラーになれる資質を十分に備えている。ただ、欲を言えば筋肉の段差が分かりづらく、もう一段階の成長がありそう。その点を割り引いてＢ評価とした。（馬サブロー栗東・竹原伸介）

　〈１週前追い切り診断〉福永を背に栗東坂路で４Ｆ５１秒０－１２秒２（一杯）。ブラックスピネル（６歳オープン）との併せ馬で４馬身先着。全身を大きく使って豪快に伸びた。ひと叩きされた効果は大きい。