【有馬記念馬体診断】サトノクラウン
「有馬記念・G1」(24日、中山)
出走馬の立ち姿の写真と馬体診断をデイリースポーツのホームページに掲載する大好評企画。馬を見る目に定評のある僚紙・馬サブロー調教班の佐野裕樹(美浦)、竹原伸介(栗東)の両トラックマンが、グランプリに出走を予定する各馬をA~D評価しました。週末の予想にお役立てください。
【サトノクラウン 評価B】
1週前追い切りを待ってからの出走表明、さらには追い切りをデビューから初めてのポリトラックコースで行うなど、参戦決定までの過程には一抹の不安を残す。
ただ、馬体はぶ厚い首差しと、いい意味で余裕を見せる腹回り。トモの筋肉もどっしりとしており、なおかつ全体的に柔らかみを保てている。日差しの関係で毛ヅヤは目立たないが、冬場はいつもこんなものか。闘志が落ちていない凜々しい表情からも、心身ともに好調キープと判断したい。(馬サブロー美浦・佐野裕樹)
〈1週前追い切り診断〉美浦Pで5F65秒3-36秒3-11秒3(一杯)。ポリトラックでの追い切りはデビューから初めてのこと。1馬身の追走から直線はインへ。攻め駆けするキャンベルジュニア(5歳OP)に手応えは見劣ったが、グイグイと加速して好時計をマークした。馬体の張り、ツヤも良く、状態面の心配は無用だ。