【競輪】S級特昇を決めた三神遼矢 競輪、自転車競技での飛躍に期待

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 8月26日から玉野競輪で「デイリースポーツ杯&本田晴美杯」が行われた。好メンバーがそろったS級決勝では地元の岡山勢が3車で連係。先行した猿楽楓樹の番手から河端朋之(岡山)が抜け出し、この大会2回目の優勝となった。秋以降は近年で相性のいい10月のG1・寬仁親王牌(弥彦)を含め、ビッグレースでの期待も高まる。

 この開催はS級に負けじと、A級も強豪がそろっていた。その中で2場所連続完全優勝で、S級への特別昇級がかかっていた三神遼矢(24)=福島・127期・A2(開催時)=が一番の注目株だった。予選、準決と連勝して迎えた決勝は別線に安達光伸(岐阜)、地元で優勝に燃えている藤田楓(岡山)と同期の2人が三神の特昇阻止に燃えていた。レースは打鐘前に三神がうまく中団に入り「たまたま中団が空いていた。内からも来られたし、車間が詰まったところで吸い込まれるように行った」と最終ホームで内を突いてきた単騎の堀川敬太郎(福岡)、巻き返してきた藤田に合わせて三神がスパート。後位に入った藤田が迫るも押し切って3場所連続完全優勝を達成。レース後は「特昇を意識し過ぎて思い切ったレースができていなかった。S級では思い切りレースをして、できる仕事をしたい」と同期一番乗りとはならなかったが、卒業記念チャンプがいよいよS級へ駆け上がってきた。

 三神はナショナルチームに所属。「世界選手権に出られなかったけど、与えられたチャンスをモノにできるように」と自転車競技に対しても力を込める。7月にレース中の落車事故で亡くなった伏見俊昭さんや、新田祐大(福島)、小原佑太(青森)など北日本からは多くのオリンピアンが出ており、三神の競技での活躍にも期待が高まる。

 競輪の方ではS級デビュー戦が9日に高知で初日を迎える「デイリースポーツ杯・高知FD杯」に決まった。この開催は玉野のS級で優勝した河端も出場予定。予選を勝ち上がれば準決以降での対戦。玉野のA級とS級を優勝した2人の力勝負を見てみたい。(関西競輪担当・貞 友之)

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