【ボート】末永和也は運を味方に覚醒する若武者

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 「運がいい」と話す26歳の若武者が覚醒の域へ。昨年10月の津で若きダービー王となった末永和也(26)=佐賀・124期・A1=の勢いが止まらない。

 今年に入って、地元・からつでの正月レース、さらに下関の一般戦と2節連続Vという好スターを切った。好調を維持して乗り込んだ尼崎での「プレミアムG1・第7回BBCトーナメント」では、幸運の女神はエンジン抽選から舞い降りていた。引き当てたのは前節の優勝機である43号機。初日の1回戦を1コースから逃げ、2日目の準々決勝戦を再び1コースから逃げで制し、3日目の準決勝戦では、2コースから2着に入って優出切符を獲得した。そして決勝戦のあみだマシーンによる枠番抽選で1号艇に決まり、1コースから他を寄せ付けずに逃げ切って頂点に立った。

 レースを振り返って「(茅原悠紀=岡山=が)3カドにしていたのも分かりませんでした。追い風でもあったので、スタートに集中していました」と他艇の事など目にも入らない「わが道を行く」という集中ぶり。これも末永の強さの一つなんだと思った。

 表彰セレモニーでは「メチャクチャうれしいですね、ダービーを取ってから歓声もすごく増えて…。最近エンジンの抽選運も良くて、その勢いのままです。こんな成績を取れる実力を持ってるのかな?と(自分で)思います。運に身を任せて取れるうちに取っておこうと思います」とほほ笑みながら語った。

 これで通算21回目の優勝。そのうちSG優勝が1回、G1優勝は4回目(プレミアムG1は初制覇)。末永は優勝賞金1300万円のほかに、副賞に高級自動車BMWを授与された時は「電気自動車(EV)だと家の駐車場は無理なのでどうしよう…その時は母親にあげます」と親孝行ぶりも。

 これで来年3月の地元・からつでのSG・ボートレースクラシックの優先出場権を獲得「これが一番欲しかった」と話す若武者に『運』を味方に付けながら『覚醒・進化』していく姿を今回のBBCトーナメントで目の当たりにした。現在開催中のG1・九州地区選手権でも予選上位を快走と、今年は紛れもなく『末永和也イヤー』だと確信している。

(東京ボート担当・三好信也)

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